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購入時のオプションについて
エルデ楽器のフレットバイオリンには、バイオリン本体のスペックは同じでも、【ペグ】の種類で商品が異なる場合があります。また、【弓】などの付属品が、本体と合わせて購入することで安くなる場合があります。
ファインチューニングペグについて
ファインチューニングペグには、普通のペグにはついていない、特殊な機構が組み込まれています。これを
プラネタリーギア(遊星歯車機構)といいます。
見てのとおり、貫通している木材と接触している部分は動かず、弦が巻きついている芯軸の部分だけが回転します。もっと注意深く観察すると、ペグを巻くスピードより、芯軸の回転が遅いことに気づくでしょう。これがプラネタリーギアの特性です。
これらの特性のおかげで、ファインチューニングペグを使うと、非常に楽に、かつ正確にバイオリンの調弦(チューニング)ができます。
もし、あなたが初心者なら、普通のバイオリンでは、まずチューニング(調弦)に苦労するかもしれません。バイオリンは、通常、糸蔵に開いた穴に、ペグを差し込んだだけの構造になっています。ペグは、先端が細く、根元が太い形状をしています。従って、弦を張った状態で固定するためには、ペグを強く押し込んで、穴にぎっちりと噛み合うようにしなくてはなりません。これが甘いと、弦の張力で、せっかく調弦した弦が巻き戻ってしまいます。
そこで、
ファインチューニングペグを使えば、今までとは比べ物にならない程、簡単に精密にチューニングできます。
ファインチューニングペグならば、巻き戻る心配がないので、ペグをギリギリと力任せに回す必要がなくなります。またプラネタリーギアにより、大きなトルク(巻き取る力)で少しずつ巻きとれる点も見逃せません。要するに、あなたは、ペグを、「小さな力で、おおざっぱに」回せばよく、プラネタリーギアが、その力を「大きな力で、少しだけ弦を巻きとる」ように変換します。まさに、弦の張力が高く、かつわずかな張力変化で音程が変わるバイオリンに適した特徴と言えます。
当工房では、ファインチューニングペグとして、ドイツの
ウィットナー社の製品『ファインチューンペグ』を採用します。最もコストパフォーマンスに優れた部品です。
取り付けに際して、専用工具を用いてペグ穴の径を微調整するといった工程があるので、一般のお店でバイオリンに後から組み込みを依頼すると、商品代金の他に、取り付け料金がかかり、さらに、そこに楽器加工のリスクと調整の手間が加わります。
しかし、当工房の強みは、カスタム工房ショップであることです! 商品スペックを厳選し、ファインチューニングペグを最適に組み込んでご提供することができます。
カーボン弓
エルデ楽器のいくつかの商品では、普通の弓をカーボン弓にアップグレードできる場合があります。
初心者〜中級者向けに販売している価格では、木の弓は材質が弱いことが多く、弓の毛を強く張れません。そのため、弓の張力を腕の力で補うため演奏すると疲れますし、弾く姿勢にも悪影響があります。
一方、カーボン弓(カーボンファイバをロッドに使用した弓)は工業生産により、必ず一定の「軽さと硬さ」があるので安心です。